第30号「原因はこれだ!」(2012年10月26日配信)

前回は少し硬かったので、今回は有益なお話です。私事で申し訳ありませんが、息子の身長が伸びないのです。中1~中2は普通に伸びていました。中2になった去年の夏は6月~7月には入院して、ずっと寝ていたのですから伸びるはずなのに伸びませんでした。
今年4月に別の大学病院の血液検査では身長を伸ばす成分が十分に出ているから心配ないということでした。しかし秋になっても、4月から僅かしか伸びないのでかなり心配になってきました。かなりの猫背なのでその影響もあるだろうと思い、口をすっぱくして注意していたのですが直りません。家内もネットで調べて猫背は身長の伸びに悪影響があるなどと言い出すので、夫婦で何度か揉んでもらった北京整体でマッサージを受けさせました。
すると何ということでしょうか。帰宅した息子は数センチも伸びていて私とあまり変わらない身長になっていたのです。背筋・腹筋がえらく緊張していてそれが背骨の伸びを押さえつけている状況だったということでした。緊張を解く治療を強く勧められました。
その後は保険の利く整体院に通っていますが、「背筋等の緊張の原因は脳からそういう指令が出ているから」とのことで、即、頭に浮かんだのが以前お話したビックリ病院です。ただ、息子はこの病院に入院する前から多少猫背気味でしたからここでの治療、リハビリが原因と断定も出来ません。そこでさらに考えました。
息子はさらに遡る小2のとき、学校で悪童によりウンテイから落とされて頭を打ったのですが、当時の公立の無能教諭が何の手当ても連絡もしなかったため、帰宅後に事情を聞いてあわてて病院に連れて行ったという経緯があります。このときは「なぜ病院にすぐ来ないのか」と医師に叱られ、「15歳過ぎるまで絶対に頭を打たないように」くれぐれも注意されました。
このウンテイからの落下時に息子が感じた恐怖が記憶されており、その記憶が中2の柔道での頭部打撲でよみがえり、背筋及び腹筋の異常な緊張を引き起こしたのではないか。こう考えれば、中2で突然身長の伸びが止まってしまった事実を説明できます。素人の推測ですが外れてはいないと思います。頭を打撲しないよう、小さなお子様がおいでのご家庭ではよくよく注意いたしましょう。何年もたってから影響が出ます。


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