第3回「帳簿は㊙」(2010年10月30日)

今回は、私たち経理に携わるものが肝に銘じておくべきではないかと、私が普段考えていることの一つについてお話します。
私が子供の頃、火事のニュースは、おおよそ『今月○日、どこそこの誰さん方から出火し、木造モルタル造りの住宅を全焼しました。被害額はおよそ○万円でした。警察(消防)で火事の原因を調べています。』というような内容でした。
それを聞いた私たち子供は、不謹慎なことにニュースの後半の被害額にのみ関心を持ち、「被害額500万円だって、すごい!」などと言っていたものです。
しかし同時に、子供ながらに強い不安を感じていました。それは火事のニュースで報道される被害額があまりに少なかったら恥ずかしい、ということです。仮に我が家が燃えたら被害総額はいくら位になるだろうか。どう多めに見積もっても十万円にもならないことは明らかでした。


続きは「こんなの初めて!おもしろ会計」をご覧ください!


前号 最新号 バックナンバー一覧 次号