第11回「財務分析と入学式」(2010年11月23日)

少なからざる日本人がまだが貧しかった頃の話です。
私が高校1年生になったとき、弟が中学に入学しました。中学の入学式は父兄同伴なのですが、外出用の和服を所有していなかった母は、「入学式は何を着て行ったらいいかね」と常々言っていたのです。男の私は、着る物なんか何でもいいじゃないかと思っていたので、当日になれば何かしら着て行くだろうと特に気にもしないでいたのです。
当日は、私はまだ春休みで家でプラプラしていたのですが、母はいつもどおり忙しそうに家事をしていて一向に出かける様子がありません。弟が、「かぁちゃん、入学式遅刻するよ」と言うと、「タカシ(私の本名です)、かぁちゃん服ないから、お前、代わりに入学式に行って来な」というのです。


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