第22回「カネのなる木」(2011年2月10日)

今回は、誰もがほしがる「カネのなる木」はじつは大変恐ろしいというお話です。経営学のテキストには、複数の製品や事業を、市場・産業の成長性、自社の優位性・潜在力等から「花形商品」「問題児」「負け犬」「カネのなる木」などに分類・分析して経営資源の配分等の意思決定に役立てる手法が登場します。

言葉の面白さから広く知られていることですが、少しおさらいをします。この「カネのなる木」とは、成熟して成長は望めない市場に属し、競合他社に対して高いマーケットシェアを占めている商品や事業のことです。

カネのなる木に対しては、大きな追加投資はせずに収穫を上げ、それを投資が不足している成長分野の「問題児」に振り向けるといった戦略へと進展していくわけです。会社に「カネのなる木」があったら経営もだいぶ楽なのですが


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